2008年、地方のマンションの一室で、紹介制による小さなヘナサロンをスタートしました。当時はまだガラケー全盛期。告知は手作りのチラシだけという時代です。

そんな中、訪れてくださったのは、美容師に「もうこれ以上染められません」と言われた50代以上の女性たち。頭皮に炎症があったり、薄毛が進んでいたり...
見た目にも「化学染料はもう無理」と感じさせる方ばかりでした。

美容院でもなく、古びたマンションの一室。
そこに、一枚のチラシを頼りに、髪に悩みを抱えた女性たちが...
半信半疑で、疑いの目を浮かべながら、恐る恐るドアを開けてくださいました。

あの頃の光景。
特に初対面で交わした、緊張感に包まれたあの空気は、今でも忘れられません(笑)

でも、一度体験して安心すると、今度は同じ悩みを持つ知人を連れてきてくださるようになりました。
「ヘナっていいらしいけど、本当？」
そんな小さなうわさが、クチコミで少しずつ広がっていったのです。

当時使用していたのは、ヘナ・インディゴ・植物オイルなどの、シンプルな天然素材のみ。
私は一緒に塗布の手順を確認しながら、必要に応じてサポートする、いわば "ヘナの使い方教室"のような形で運営していました。

そしてある日、驚きの出来事が起きます。
あるお客様が、かつて「染められません」と断られた美容院に髪を見せに行ったところ、美容師がその変化に驚き、「いったいどこで染めたのですか？」と詰め寄られたそうです。

その後、なんと私は、「無許可で美容業務を行っている (もぐりだ！)」と保健所に通報されたのです！  もちろん、当時から「施術する場」ではなく、「ヘナの使い方教室」として運営しており、保健所からの聞き取り調査でもまったく問題はなく、運営を続けることができました。

このとき、私は強く思いました。
「え？美容師さんって、ヘナのこと知らないの？」
当時は本当に、そう驚きました。
でも、あれから15年以上経った今でも、「ヘナ＝毛染め」の認識は、業界の中でも根強く残っているのです。

実際、今でも美容師さんや美容室オーナーの方から、「お客様がヘナを使い始めたのですが...」「アドバイスの仕方がわかりません」と、私の元へ相談が寄せられることが少なくないのです。

この経験を通して私は確信しました。
多くの髪の悩みの根本には、化学製品の使いすぎによる"負担"があります。そして、ヘナやインドのハーブは、まさに自然療法と同じ視点をもつ"お手当て"として働いてくれるのだと。

 当時の様子イメージ：当時の写真がありません😅

私は、美容師でも理容師でもありません。
ただの一人の「ヘナ愛用者」です。

若い頃は、市販の整髪料を何の疑いもなく使い続けていました。さらに、30代での飲食業界(中華系チェーン)の仕事は、昼夜逆転のような生活で、体も心も不調続き。やがて、頭頂部の薄毛が気になりはじめたのです。

そんなときに出会ったのがヘナでした。
これをきっかけに「経皮毒」という概念を知り、シャンプーや整髪料を見直すようになりました。頭皮を"完全無農薬の畑"のように整えていくと、まるで元気な雑草が芽吹くように、髪が力強く生えてくるのを実感したのです。

その頃から、シャンプーや石鹸を手放し、できる限り化学成分を避ける暮らしを意識するようになりました。現在もノンケミカルな生活を続けており、日々のヘアケアはヘナと湯シャンのみ。シンプルで自然な方法をかれこれ15年継続しています...

とはいえ、はじめの頃は「これは自分だけのレアなケースかもしれない」と、まだ半信半疑な気持ちもありました。けれども、ヘナサロンに通ってくださる方々が、美容室で「もう染められません」と断られたにもかかわらず、私を信じて化学製品を手放し、ヘナに切り替えて一緒に応援していく中で、実際に髪質が改善していく姿を何度も目の当たりにしました。

そのとき、私は確信したのです。
「これは、髪に悩む多くの方の助けになる！」と。

そして実は、私の中でこの体験は「頭の外側(髪)」の話だけにとどまりませんでした。もともと自然療法への関心から、「髪の源は血流である」と考え、独学で学んでいたのです。

飲食業界時代には、働く仲間たちや常連のお客様の健康状態を目の当たりにすることも多く、「食生活が乱れている人ほど、髪に元気がない...」そんな直感がありました。

そこから私は、化学製品をやめるだけでなく、食事・睡眠・運動といった生活習慣そのものを整えることの大切さに気づき、実際に自分の生活も見直しました。当時はメタボ体質だったため、ジムでの筋トレ中心の運動から、「整える」ことに重きを置いたヨガへと切り替え、今ではヨガ歴12年になります。最近では、学生時代に取り組んでいた水泳を30年ぶりに再開し、心身ともに調子の良い状態が続いています。今振り返ると、あの頃の実践が「自然療法に基づくヘアケア」の始まりだったのだと思います。

ヘナのお客様の中には、自然派で健康志向の方もたくさんいらっしゃいました。しかし、実際にお話を伺ってみると、ほとんどの方が「便利な現代食」の中にいたことが印象的でした。また、「ナチュラルな暮らしを大切にしているけれど、髪だけは化学染め」という方も多かったのです。それは、ヘナ＝ハードルが高いものというイメージがあったからだと思います。

だからこそ、私は今でも「髪は体の内側からつくられる」という意識を大切にし、自然療法の考え方に沿った暮らしを続けています。髪は、健康状態を映し出すバロメーター。そして、「言っていること」と「やっていること」にブレがない「一貫性」こそが、信頼につながると感じています。

こうして、現場でお客様と共に試し、確かめ、積み重ねてきた体験こそが、今の「ヘナメソッド」の原点になっています。

白髪・薄毛・くせ毛・ダメージ：様々な髪の悩みと向き合ってきた日々が今のヘナメソッドの原点です💇

その後、家庭環境の変化もあり、地方でのサロンを閉じて、2012年に生まれ故郷の埼玉へと戻りました。40代前半、新たな人生を模索しながらも、無難に再就職先を探す日々。

もともと、組織に馴染むタイプではなく、かといって、自分で何かを始めるイメージも湧かず...
「この先、自分はどう生きるんだろう」と、迷っていた時期でもありました。

ちょうどその頃、初めてスマートフォンに切り替え、目新しさからSNSを始めたことをきっかけに、新しい知人との出会いが増えていきました。ある日、何気なく「昔、ヘナをやっていたんだよね」と話したところ...
「え、それ教えてほしい！」と、思いがけない反応をもらったのです。

"たったひとり"のその言葉に、久しぶりにヘナと道具をリュックに準備して向かい、いつもの手順で始めた時...
あのときの空気感、ハーブの香り、手で混ぜる感触...

忘れかけていた情熱が、心の奥からじわじわと蘇ってきた瞬間でした。
「やっぱり、私はヘナが好きなんだ」と。

そして今思えば、あのときの再スタートには、天国へ旅立った妻が、そっと背中を押してくれていたのかもしれません。

埼玉の知人宅にて：この日が私のヘナ活動再スタートのきっかけとなりました🏠

実はその前...
地方でサロンを運営していた時代に、私はなんとインドへ渡ってオリジナルのヘナを探していた時期がありました。たまたまインドに詳しい知人がいたこともあり、ちょっと勢いにまかせて現地まで。

そこで出会った関係者とノリで契約を交わし、「これで自分ブランドのヘナがつくれる！」とワクワクしていたんです。ところが...
届いたのは、なんと粗悪品。
染まりも悪く、独特のツンとした匂い。
見た瞬間に、これはハズレだと確信しました。

しかも、必死にかき集めた貯金を使って仕入れた大量の在庫。どうにも使えず、泣く泣くすべて処分するしかありませんでした。

「もう...ヘナなんて、やめよう」
そう思っていた矢先に、埼玉で出会った知人たちから声がかかり、再び小さな体験会を開くことになりました。

さらにその後...
日本でヘナの輸入に携わる社長と出会う機会が訪れます。インドの現地事情や品質管理に非常に詳しく、「日本にヘナを広めた第一人者」といってもいい方でした。

私のサロン時代の活動や情熱を伝えると、その方はこう言ってくれました。
「美容師でもないのに、よくヘナのこと知っているな。よし！特別にうちのプロ向けのサンプルを送るから、まずは試してみなさい」

そして届いたのは、通常は美容院関係者にしか渡さない製品でした。私の情熱を感じ取ってくれたこその、特別なご厚意でした。

さらに言われたのは、こうでした。
「商品の安定供給は私たちに任せなさい。あなたみたいな素人がインドに行っても、きっと騙されるだけ。日本でヘナの使い方を本当に理解している人は、まだほんの一握り。だからこそ、あなたは"お客様のサポート"に専念しなさい。」

その言葉を聞いたとき、心の奥にスイッチが入るのを感じました。
「よし、もう一度ここから、本気でやっていこう！」

今でもその方は、私にとって"師匠"のような存在。品質の見極め方はもちろん、業界の裏話やインド事情など、一般では知り得ないようなことを、惜しみなく教えてくださっています。

冷静に考えてみても、これはとても腑に落ちる決断でした。私は"使い手"として伝える役目に専念し、商品の仕入れは信頼できるプロと組む。これが、私にとってのベストな形だと確信したのです。

埼玉で届いたはじめてのサンプル品：「この品質ならイケる！」という手応えを感じたあの瞬間は今でも鮮明に覚えています

そして2013年。私は、「髪に悩む人へ、"ヘナの正しい使い方"を伝えていく」ことを使命に、株式会社Naturalic（ナチュラリック）を設立しました。

この社名には、ちょっとした“裏話”があります。
もともとは「株式会社ナチュラルヘアケア」にしようと思っていたんです。でも、正直言って、あまりにも無難で、なんだかおもしろくない(笑)

そこで考えたのが、
「Natural（自然）」「Hair（髪）」「Care（お手入れ）」の3つの言葉をギュッと詰めた造語、「Naturalic（ナチュラリック）」という、直感で付けた名前でした。少し照れくさいですが、女性らしい響きと、覚えやすさが気に入っていて、今ではこの名前にして本当によかったと思っています。

その後は、サロン時代に培った"再現性のあるヘナメソッド"をベースに、体験会やヘナ教室を各地で開催。SNSでの発信も重ねながら、2020年のコロナ禍前までに、累計3,000名以上の方と、髪の悩みに向き合ってきました。

それは、ヘナの旅であり、出会いの旅であり、そして、自分自身がどん底から立ち上がり、成長していく旅でもありました。

管轄の法務局へ登記に行った日：期待と不安が入り混じるドキドキの瞬間でした

ヘナが広く知られるようになった一方で、私は販売方法や情報の伝え方に限界を感じるようになりました。実際に、商品に同封される紙の説明書や通販ページの文面だけでは、ヘナの使い方や効果を、どうしても伝えきれない場面が多くあったのです。

なぜなら、ヘナは髪質や生活習慣によって仕上がりも異なり、一人ひとりに合った進め方が必要だからです。にもかかわらず、「商品説明」だけで進めてしまうと、誤解や挫折につながってしまう現実がありました。

楽天市場で販売を再開した当初も、「うまく染まらない」「染まり方が毎回違う」といった声を多く頂きました。そのたびに、髪質や過去の染毛歴、使用量、塗布時間、そして根本的な"進め方のズレ"などに気づき、一通一通、丁寧にメールでアドバイスを返していく日々が続いたのです。

実は私は、10年前はSNSも積極的に活用していました。ですが、やればやるほど、「大事なことがどうしても伝えきれない」そんな違和感が募っていきました。完璧主義の反動だったのかもしれません。SNSが"義務"のようになり、だんだん苦しくなってしまいました。

「これからの時代はインスタ！YouTube！TikTok！」という流れが加速するなかで、私はあえてSNSから距離を取り、コロナ禍以降は楽天市場の運営に集中する道を選びました。

その中で次第に、お問合せのお客様より「できました！」「解決しました！」という感謝の声が届くようになり、それがレビューへ反映されていくようになったのです。以前はレビュー＝お叱りの場というイメージをもっていた私にとって、それは大きな励みになりました。

あらためて感じたのは、「やはり一人ひとりに合わせた進め方こそが結果を生む」ということ。

実はこのやり取りの延長線上には、かつて体験会や教室を開催していた「トニイメソッド」時代のサポート経験がありました。当時は、電話やSNSのDM機能を使って、マンツーマンで髪質に合わせた進め方を提案していたのです。

その経験が今の「おうちヘナ®メソッド」の原型となり、それを"自宅でいつでも学べる形"に進化させたのが『ナチュラルヘアケア実践講座』です。

これは、一方的に手順を伝えるだけの講座ではありません。「あなたに合ったやり方」を、一緒に見つけていく講座。その答えが、ここにあります。

通販向け紙の説明書：A3サイズにギュッと詰め込んでいますが、正直、この紙だけでは"本当に必要なこと"までは書ききれません📝

実は私自身、これまでの経歴をほとんど語ってきませんでした。ヘナやヘアケアハーブを取り扱う立場でありながら、美容師ではなく、異業種出身であることに引け目を感じていたからです。

しかし、今では、すべての経験がこの活動に繋がっていると胸を張って言えるようになりました。

❶ ヘナやインドハーブが、自然療法と髪と頭皮ケアに深く結びついていると実感できたこと
❷ ヘナ未導入の美容室から、講習依頼が来るようになったこと
❸ 飲食業界で培った「伝える力・人を観る力・レシピ構築力」が、ヘナメソッドや個別サポートに活かされていること
❹ 累計9万袋の流通に関わる中で、ヘナ業界の構造や課題、美容業界とのズレを深く理解できたこと
❺ 同業者や紹介で、ヘナとインドハーブの取り扱いの相談を受けるようになったこと

現場から生まれた知恵。
誰かの悩みに耳を傾けながら、少しずつ形にしてきた「トニイメソッド」。そのすべてが、私の「経験」であり、今の「強み」となっています。

私たちのすべては現場から始まりました。すべては髪の悩みに応えるために🔥

だからこそ、今回の講座では、現場での実体験をベースにした"おうちヘナメソッド"を惜しみなくお伝えしていきます。ヘナは、美容ではなく"整える"もの。 髪を整え、心を整え、暮らしを整えることで、人生そのものが整っていく。そんな自然療法的な視点を、何より大切にしています。

料理に例えるなら、まずは基本のレシピを学び、そこに"隠し味"や"自分の味付け"を加えていく...
そんなふうに、自分に合った方法で楽しく続けていけるのが「おうちヘナ」の魅力です。

この講座でお伝えする内容は、これまで3,000名と歩んできた"生きたレシピ"です。ただの使い方マニュアルではありません。

髪の悩みを超えて、自分らしく生き直すための場所。 髪を通じて「自然とつながり」「心を整え」「人生を豊かにする」
そんな学びの場なのです。

これまで、ヘナが気になっていたけれど...
・ちゃんと染まるのか不安
・独学でやってうまくいかなかった
・自分に合っているのか分からない

そんな方にこそ、安心して学んでいただきたいと思っています。

髪が変わると、気持ちが変わります。
気持ちが変わると、習慣が変わります。
習慣が変わると、人生が変わります。

サロンではなく、自分の髪と向き合う「おうちヘナ」。
その体験を、あなたと一緒にしていけたら、こんなに嬉しいことはありません。

ようこそ、ナチュラルヘアケアの世界へ！
あなたとお会いできる日を、心から楽しみにしています。

動画で伝えるだけでなく、声を交わしながらの"やりとり"を大切にしています。あなたの髪の悩み、ぜひ聞かせてください👂

A. もちろんです！初心者の方のために設計された講座です。わかりやすい動画と資料、Zoom面談サポートもあります。

A. ご入金確認後すぐに視聴スタートできます（8月1日正式リリース予定ですが、モニターは先行視聴可です）。

A. 髪質や過去のケアの履歴をお聞きし、あなた専用の「スタートレシピと進め方」を一緒に決めていきます。

A. 一切の違いはありません。モニター価格は、先着特典として期間限定で提供しています。

A. クレジットカード、銀行振込（5％OFF）に対応しています。

A. ありがとうございます。とても嬉しいお声です。ただ、本講座は「ご自宅でヘナを実践したい個人の方向け」に設計されており、美容室・サロンでの導入や施術提供を目的とした内容にはなっておりません。そのため、美容師・理容師などプロの立場でのご受講は、今回はご遠慮いただいております。プロ向けの技術や提供方法には触れておりませんが、今後、サロンワークでの活用を視野に入れた講座を企画する際には、あらためてご案内させていただければと思います。どうぞご理解のほど、よろしくお願いいたします。

A. 誠に恐れ入りますが、本講座は「お申し込み者ご本人様のみ」が対象となります。ご家族・ご友人との共有・代理使用はご遠慮いただいております。（※モニター特典やZoomセッションも、個別対応となるため）

A. はい、ヘナ単体だと白髪はオレンジ色に発色します。ただし、髪質や目的に応じてハーブの組み合わせで自然な色味も可能です。詳しくは講座内で解説しますのでご安心ください。

A. 本講座で使うヘアケアハーブは、品質・鮮度にこだわり選別した化粧品登録品となります。さらに、髪質に合わせて正しい使い方を学ぶことで、結果に大きく差が出ます。

A. もちろんです！「おうちヘナ®」として、自宅で手軽にセルフケアできるよう、必要なハーブ＋道具一式をお届けします。自立型のヘアケア方法をお伝えし

A. ヘアケアハーブは、続けることで本来の力を発揮します。3日間（=3回）の「チャレンジ期間」で変化を実感し、講座でさらに深めていただけます。

A. もちろん可能です。本講座のデモンストレーションは、女性向けとなりますが、男性でも同様に行って頂ければ大丈夫です。近年は、男性も健康に対する意識が年々と高まっております。お気軽にご参加ください。

A. 本講座は初心者・一般の方向けです。美容師さんでなくても、動画を見ながらそのまま実践できる内容になっています。これまで受講された方の多くは主婦やヘナ初心者さんです。どうぞ、ご安心ください。

A.  お気持ちはとてもよく分かります。実は、結果を出している方の多くは、「まず申し込んでからZoomで相談」という一歩を踏み出しています。最初から完璧な答えを見つけようとせず、進めながら知恵を働かせて整えていく。その方が、スムーズに前に進める方が圧倒的に多いのです。Zoomセッション（3回）が含まれているので、髪の状態やご不安な点も、しっかりお話を伺ったうえで進めていけます。どうぞご安心ください。まずは第一歩、踏み出してみてください。